SD Association

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速度パフォーマンスによる選択肢

各SDメモリーカードメーカーは、SDメモリーカードの製造に異なるタイプのフラッシュメモリーを使用しているため、実際の転送速度にばらつきがあります。転送速度にばらつきがあると、どのカードを使用すればストリーミングコンテンツを確実に録画できるかを見分けるのが困難です。ビデオ録画では、録画したビデオをスムーズに再生できるよう一定の最低書込み速度が求められます。SDアソシエーションでは、スピードクラス規格を定義し、スピードマークによって示すことで、確実な録画に必要な最低限のパフォーマンスを提供するカードをユーザーが判断できるようにしました。スピード表示は、SDバスの世代に応じて次の2種類が存在します。

スピードクラスとUHSスピードクラス*のマークは、ビデオ録画などのストリーミングコンテンツの書込みを円滑に行うために必要な最低限の書込み速度が得られることを示します。このことは、主にカムコーダー、ビデオレコーダーおよびビデオ録画機能を備えた他のデバイスにとって重要です。

スピードクラスは、ビデオ録画の最低限の書込みパフォーマンスを示します。SDアソシエーションが定義しているスピードクラスはクラス2、4、6、10(CLASS2, 4, 6, 10)です。

UHSスピードクラスはUHS**製品のみを対象とします。

* スピードクラスとUHSスピードクラスには互換性がありません。

**UHS(Ultra High Speed)は、現在利用できる最高速パフォーマンスのカテゴリです。Busインタフェースの速度は最大312MB/秒に定義され、さらに優れたデバイス性能を発揮します。この規格は、SDXCおよびSDHCメモリーカードおよびデバイスで実現されています

  マーク 動作するインタフェース 用途 SDメモリーカード
スピードクラス 10 ハイスピードBus I/F フルHDビデオ録画
HD静止画連続録画
SD, miniSD, microSD
SDHC, miniSDHC, microSDHC
SDXC, microSDXC
6 4 標準Bus I/F HD~フルHDビデオ録画
2 SDビデオ録画
UHSスピードクラス 1 UHS-I Bus I/F リアルタイムの番組録画および大容量のHDビデオの取込みに高速処理に対応 SDHC UHS-I および SDXC UHS-I

SDスピードの互換性

スピードクラスとUHSスピードクラスは、2つの異なるスピード表示マークであり、異なるデバイスを対象とすることに注意が必要です。ただし、UHS-Iメモリーカードでスピードクラスが表示されていることもあります。

Use these cards with these products

ホストデバイスのスピードクラスの要件は、最適なパフォーマンスを確保するための最低限の要件です。使用するホストデバイスがスピードクラス4のSDメモリーカードを要件としている場合、スピードクラス4、6または10のSDメモリーカードを使用することができます。使用するホストデバイスがスピードクラス6のSDメモリーカードを要件としている場合、スピードクラス6または10のSDメモリーカードを使用することができます。

記憶領域の断片化と速度

カードのメモリーは、最小限のメモリー単位に分割されています。デバイスは、データが格納されていないメモリー部分にデータを書込みます。普通に使用していても、利用可能なメモリーが小さな単位に分割されていき、非連続の、つまり断片化された記憶領域が増加します。断片化の量によっては書込み速度が低下する可能性があるため、高速のSDメモリーカードのスピード規格では断片化の補正に役立っています。

SDアソシエーションは、SDHC、SDXC、SDHC UHSおよびSDXC UHSメモリーカードに対して様々な動作条件を指定する規格を策定することにより、カードのスピードクラスに応じた最低速度を保証しています。スピードマークの表示は、このような規格に適合するカードを見分けるためのものです。